人口減少や少子高齢化の進行、家族形態の変容、価値観やライフスタイルの多様化などにより、社会教育の現場では、地域活力の低下、文化・規範の次世代の継承の困難さなどの課題がクローズアップされ、さらにこのコロナ禍で、住民相互のつながりが希薄になっています。
このような中で社会教育の中核を担う公民館は、「つどう」「まなぶ」「むすぶ」施設として、役割を果たしていかなければなりません。
そこで、市内公民館関係者が一堂に集い、公民館を発展させるために当面する課題を把握、整理し、解決するため、今後目指すべき方向を再確認するため、本大会を開催しました。
※ 新型コロナウィルス感染症防止のため、参加者を約400名としました。
■ 開会式
(1)開会のことば 松山市公民館連絡協議会 副会長 村上 勝利
(2)公民館の歌 CD放送
(3)開会あいさつ 松山市公民館連絡協議会 会長 重信 昭雄
(4)来賓祝辞 松山市長 野志 克仁 様 ・ 松山市議会議長 渡部 克彦 様
(5)来賓紹介
(6) 表 彰 優良公民館・優良分館表彰 ・ 公民館優良役職員表彰 表彰者名簿① 表彰者名簿②
〈開 会 式〉 |
〈開会あいさつ〉 |
〈市 長 祝 辞 〉 |
(議 長 祝 辞 〉 |
〈 表 彰 式 〉 |
〈 表 彰 式 〉 |
〈謝 辞〉 |
〈会場の様子〉 |
〈会場の様子〉 |
■ 講 演
『 ワクワク公民館の始まり ~地域のセンター(中心)へ~ 』
講師 NPO法人いよココロザシ大学 理事長・学長 泉谷 昇 氏
講師プロフィール
NPO法人いよココロザシ大学 理事長・学長。NPO法人ジャパン・フィルムコミッション理事長
1971年東京都出身。高校卒業後渡米。映画製作などを学び帰国。コンサルティング業務を経て、2002年~2008年愛媛県観光課勤務。
えひめフィルム・コミッション担当。2008年~2011年松山市観光産業振興課勤務。観光企画、フィルム・コミッション担当。
「世界の中心で、愛をさけぶ」「HERO」「がんばっていきまっしょい(TV版)」「書道ガールズ」「坂の上の雲」「真夏の方程式」 「リバース」「バスカヴィル家の犬」「離婚しようよ」など600本以上の映画、映像作品の撮影支援に携わる。
2011年「誰でも先生、誰でも生徒、どこでもキャンパス」を掲げた市民大学『いよココロザシ大学』設立。
総務省地域力創造アドバイザー、国重要文化財 萬翠荘顧問、松山東雲女子大学非常勤講師(ボランティア論)、 愛媛大学非常勤講師、 愛媛国際映画祭プロデューサーなど歴任多数。
変化の時代に求められる公民館のあり方についてお話をしていただきました。
「誰でも先生、誰でも生徒、どこでもキャンパス」という言葉から始まり、公民館や地域が持つ経験や知識、技術などの価値を、行く先々で教室に見立てて、互いに学び合う仕組みを創出する取組みは、大会テーマの「持続可能な公民館」とつながる講演でした。。
公民館から外へ出て(机上の空論ではなく)、地域に出向き、地域の良さをつかみ取っていくことで、地域を再発見し、それをデータ化し、人材バンク化して活用していく。地域を愛し、誇れる人間づくりの大切さを改めて痛感しました。